前回の「はじホツ」勉強会。
18時スタートなので10分前くらいに会場に行くと、まだ誰も来てませんでした。
しかも会場となる会議室の電気はついていないし、お水やおしぼりも用意されてません。
部屋の入口のドアに「かざひの文庫様」という札も貼ってません。
なんかおかしい・・・。
内線電話で受け付けに連絡すると意外な返事が・・・・。
「予約が入っていません。」
。。。。。? え・・・・・? なに~~~~?
この日の参加予定は先生も入れて16人。
いまさらこんな大人数が入れる場所なんてありません。
あせる僕。
どうしよう・・・。痛恨のミス。
あせる僕。あせりまくる僕。でも待てよ・・・。
今この会場に誰もいなくて、ほかの団体の札も貼ってないということは、誰も予約してないんじゃ・・・。
ということで、予約状況を確認してもらうことに。
すると、しばらくしてお店の偉い人がやってきて、今日は誰の予定も入ってないとのこと。
助かった・・・。
ということで、その場であらためて予約し直しです。
安心して準備を始めてると、僕より先に着いてた人が笑いながら入ってきました。
予約されていないというので別の場所で待ってくれていたのです。
いや~、ご心配おかけしました。まいったまいった。
で、何事もなかったように「はじホツ」勉強会がスタート。
この日は4アヤ、アマテラス誕生が書かれたアヤです。
アマテラス誕生の際にはシラヤマ姫(キクキリ姫=キクリ姫)も重要な働きをします。
ちょうど僕が白山出張から帰ってきたばかりだったので、お土産にみなさんに平泉寺白山神社で買ってきたポストカードをプレゼントさせていただきました。
地元の写真家さんが撮影して手作りした、平泉寺白山神社の四季を撮影したポストカード。
4枚入りで200円。安い! しかも封筒にサイン入り。
平泉寺白山神社というのはもともとは白山平泉寺というお寺で、ここを開いたのは白山信仰の開祖ともいうべき泰澄というお坊さん。
いまからおよそ1300年前です。
平泉寺白山神社の境内にある御手洗池(みたらしのいけ)「平清水」の小さな岩に、白山の女神が現れたそうです。
これによって神仏習合の白山信仰の始まりとなったそうです。
その女神とはイザナミノミコト。
僕はてっきり勘違いしてました。
白山の神様とはキクリ姫だと思ってたんですが、それは石川県の白山比め神社の御祭神であって、平泉寺白山神社の御祭神はイザナミノミコトだったんですね。
白山山頂に奥宮があるのですが、ここは白山比め神社が管理しているので、ご祭神はキクリ姫ということになります。
ちとややこしい。
奥宮は白山山頂にあり、石川、福井、岐阜の県境ということで、ここを巡っては昔から平泉寺(福井)のものか白山比め神社(石川県)のものかで争いが続いたらしいです。
で、今は石川県ということになっています。
ちなみに「平泉」というと奥州藤原氏の平泉を思いだす方がほとんどだと思いますが、ルーツはこっちだそうです。
奥州藤原氏は祖である藤原清衡以来、熱心に白山を信仰していたそうで、
中尊寺には白山の神を招いて祀ったんだとか。
この本で勉強しました。『白山平泉寺物語』。マンガです。おもしろいです。
ここには頼朝に追われた義経も逃げ込んできてるんですが、そこには藤原氏との関係もあったようですね。
一時は広大な敷地を持ち、宗教都市のようだったとかで、今も発掘が進んでおり、その全貌が明らかになりつつあります。
歴史ロマンです。
明治になって神仏分離令が出され、白山平泉寺から平泉寺白山神社となりました。
江戸期のお寺時代は上野寛永寺の末寺だったそうで、寛永寺の近くに住んでる僕としてはなんかご縁を感じて嬉しくなりました。
白山について書き出すときりがないのでこのへんにしときますが、本当に素晴らしいところなので、ぜひお立ち寄りください。
さて、「はじホツ」勉強会の話に戻します。
「はじホツ」メンバーには、白山に行くから菊姫というお酒をお土産に買っていきます! と宣言してたんですが、
①そもそも菊姫(キクリ姫)は平泉寺白山神社の御祭神ではない、
②そして菊姫のある酒蔵は石川県なので、平泉寺白山神社のある福井県には売ってない、
ということに行ってから気づき、帰りの小松空港で大慌てで購入したのがこちらのお酒。
純米大吟醸の「白山」と清酒「菊姫」。
勉強会のあとの懇親会(ただの飲み会?)でみんなと美味しくいただきました。
いや~、楽しかった、美味しかった。
ということで、次回の「はじホツ」勉強会は5月25日(金)18時から。
会場は秋葉原になりますのでお間違えのないように。
次回でもう9回目になるんですね。
みなさんとお会いできるのを楽しみにしております。
参加ご希望の方はフェイスブックのイベントページから。
フェイスブックをされてない方は直接僕に連絡ください。
iwasaki0408@gmail.com
ではでは。